診察室
体操で頭痛を解消
デイケアセンター 看護師 白形 稔子
慢性頭痛で悩んでいませんか? 慢性頭痛には3つのタイプがあり、それぞれ痛みの性質や程度が異なります。
(1)緊張性頭痛 (2)片頭痛 (3)群発頭痛。中でも(1)が全体の2/3を占め、年代を問わず男女差もほとんどありません。
痛みの特徴は、頭に輪をはめているような締めつけられる痛みです。午後から夕方にかけて徐々に痛みが強くなり、寝こむほどではないが毎日のように頭痛が続きます。
緊張型頭痛が起こる最も大きな原因は精神的ストレスや肉体的ストレスです。
身体的、精神的ストレスがかかると、肩や背中の筋肉が緊張して、血行が悪くなり、肩背中の筋肉と頭の筋肉はすべて繋っているため筋肉の緊張から頭痛を引き起こすのです。
さぁ、痛みを起こしている首や肩の筋肉をほぐし、こりをなくして頭痛を解消しましょう。
体操で筋肉のこりをほぐして血流をよくすることで、心身ともにリラックスした状態をつくり出します。それによって、頭痛が軽くなったり、頭痛発作そのものを減少させる事ができるのです。
1日5〜6回、1回にかける時間は3分でも5分でもかまいません。頭、肩、上半身を左右前後にゆっくりと動かしたり、回転させたり、自分が気持ちよいと感じる体操を中心に生活のなかに取り入れ習慣として毎日続けていく事が大切です。
もちろん慢性頭痛の原因には、くも膜下出血や脳腫瘍などが原因の事もあります。一度専門医を受診して、頭痛の原因やタイプを診断してもらう事が大切です。
“認知症”ってどんな病気?
2004年に名称が、痴呆から「認知症」に変更されました。
認知症の種類
◎脳血管性―高血圧や糖尿病など脳の血管が障害されて脳の神経細胞が広範囲に障害されるタイプです。
◎アルツハイマー型―原因はよく分かっていませんが、脳の神経細胞が障害され脳が萎縮するタイプです。
認知症の特徴
「物忘れ」が激しいことです。また、以前はあった興味や関心が薄れた、時間や日付の感覚が不確かになった(検討識障害)などの障害が現れてきます。
健忘症との違い
年を取るとほとんどの人が脳の働きが低下してある程度はもの忘れをするようになります。
このような自然な老化現象として現れるもの忘れは「健忘症」と呼ばれます。
「健忘症」では忘れたことを自覚できますが、認知症では自覚できません。例えば、広い駐車場に自動車を置いて戻ってきた時に、どこに駐車したか忘れてしまうことはよくありますが、認知症では自動車を駐車したことを忘れてしまいます。もの忘れがどんどん進行していくのも認知症の特徴です。
認知症の危険因子
◎加齢―年齢を経るごとに発生率が増加し特に80歳を過ぎると急激に増えてきます。
◎感受性遺伝子を持つ人は認知症にかかりやすいとされています。日本人では約2割の方がこの遺伝子を持っているといわれています。
◎生活習慣―高血圧や糖尿病などの生活習慣病を重複して持っていると動脈硬化が促進され認知症になりやすいという報告もあります。
◎頭部外傷―スポーツなどで頭部に繰り返し衝撃を受けたり、事故などで大きな外傷が加わると認知症になりやすいとされています。
対策
1.料理や編物・読書・旅行・ゲームなどで脳を活性化させる
40〜60歳の中年期に余暇活動をよくしていた人は認知症の発生率が低かったという報告があります。中年期の過ごし方が老後の脳に影響を与えると言えるでしょう。
2.「楽しいこと」「好きなこと」に自分のペースでチャレンジする
楽しいと思うこと、大好きなことがあれば「もう年だから」「笑われるかもしれない」などと考えず、自分のペースで積極的にチャレンジしてみましょう。脳は社会との関わりの中で活性化します。
3.情緒の安定を図る。十分な睡眠も大切に
過労や不眠が長時間続くと抑うつ状態になったり、気力が低下して認知症に似た症状が現れることがあります。十分に睡眠を取って心身の健康を保つように心がけましょう。
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